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アメリカとイギリスで建築を学んで




大学生時代をアメリカとイギリスで過ごし、通じて8年も大学に籍をおいた。岸田秀には「大学はどう時間を潰すかを習いに行くところ」と言われ、祖母には「行きたいだけ行きなさい」と言われたので、8年の内7.5年ぐらいはブラブラしていた気がする。つい最近スイスに住んで大学に通っている姪っ子が「卒業したら28歳かな」と言っていたので、親戚での在学最長記録は抜かされた。父も大学在学中に結核療養をしていたり、2つも大学掛け持ちだったりしたし、弟も40代で博士号を取りに大学行ったりしていたので、勉強することに関しては、我家系は寛大なのだと思う(稼いでいなくても)。


コロナ禍の頃の学生の生活を聞くところ、ずっと自宅にこもり、オンラインだけで授業をして、キャンパスにはほとんど行かないで、気がついたら卒業なんて感じらしい。ブラブラしてた僕が言えることではないが、なんとももったいない時間の過ごし方になってしまっているようだ。コロナの影響かはわからないが総じて最近では人間関係が希薄になってきていて、薄まっている為に深くヒューマニティーについて考え、実践する機会が少なくなっている。


20代の本当に多感な時期に、あらゆる経験をして、考え、思い、悩み、もがくことをしなければ、人生観・世界観が養えない。。。のではないかなと思う。この苦悩の時間は、出来るだけ多くの外的刺激に触れるべきと思う。失敗も取り返せるし。


大学生活が楽しかったかと言われると全部がそうでもなかったけど、自分の土台が出来たことは確かだなと思う。

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